夏から秋へと季節が変わるこの時期は、肌の悩みやトラブルも出やすいとき。
環境の変化はもちろんですが、それ以外にも肌トラブルの元は、あなたの廻りに潜んでいます。
今回はそのひとつ、肌に悪影響を及ぼす、たばこの害を追求してみます。
お手入れ
たばこの害については、健康を中心に広く知られているものですが、美容に関してもその被害は多大。
「私は吸わないから・・」といった方にも、周囲からの副流煙(受動喫煙)は、直接吸った場合より、タールで約3倍、ニコチン2.5倍、一酸化炭素は約4倍もの有毒物質が身体に入るとされています。
これらの物質はいとも簡単にビタミンを破壊します。
特に肌の生まれ変わりに重要なビタミンCは、毎日その日に必要な分を取り入れなければならない大事な栄養素。
高価なスキンケアで肌にビタミンCを与えても、すぐに破壊されてしまうのです。
とてももったいない話ですね。
また一酸化炭素は血液の流れを滞らせてしまうので、
新陳代謝も鈍り、そして何よりもホルモンバランスを崩してしまいます。
女性ホルモン、特に卵胞ホルモンのエストロゲンが減少すると肌の表皮にある角質層の水分量が低下し、
その奥の真皮が持つコラーゲンやヒアルロン酸が減少します。
そして肌の酸化が進み、くすみを招き、毛穴の広がりにもつながってしまうのです。
そしてこの女性ホルモンのバランスの崩れは、最近よく耳にする「肝斑」の原因にも。
肝斑は、紫外線ダメージが原因で発生するシミとは一線を画していて、紫外線のA波と女性ホルモンの減少や、
ストレスが原因となって誘発されるものです。
流れてくる煙を吸っただけでも、肌に大きなダメージを与えるたばこは、美肌の大敵。
気にしてみると怖くなってきませんか?
今まで意識しなかった方もぜひ注意してみてくださいね。