忙しい日々、心や体もなんとなく不安定で、ストレスを感じている方が多いようです。
そんな時には、好きな香りに包まれて、ほっと一息ついてみませんか?
香水でも、アロマテラピーでも、お香でも、心地よいと感じる香りには、精神を安定させる優れた効果があります。
余談ですが・・・「良い香り」といいますか?「いい匂い」といいますか?
美容業界では、「香り(カヲリ)」と言います。
どちらでも正解なのでしょうが、たぶん「匂い(ニヲイ)」は、快・不快両方にあてはまる表現なので、優雅で美しい「香り」を使うのだと思います。
お手入れ
女性の美に欠かせない「香り」
ココ・シャネルは言いました。
「香水をつけない女に未来はない」と。
また、「エレガンスは服だけでは完成しない。
香りをつけてこそスタイルは完成する」とエレガンスの仕上げに香水を使うことに強くこだわりを持ち、あの有名な「No5」が誕生したそうです。
日本では、平安時代から、各自が独自の香を持ちよって幽玄な香りをたきくらべて鑑賞し、香りの優劣を競ったり、香りのイメージに合わせた和歌を詠んだりする「薫物合(たきものあわせ)」という雅やかな遊びが当時の貴族文化を彩りました。
そして、近年注目されているのがアロマテラピーです。
香りは昔から儀式や治療に使われていますが、特にアロマテラピーは今から100年前に、フランスの科学者が実験中に火傷を負い、その患部をラベンダー精油に浸したところ傷が早く治癒したことがきっかけとなり、研究が重ねられ心身への多様な効果が明らかにされました。
日本でのアロマテラピーは、リラクゼーションや癒しとして認知されていますが、ヨーロッパでは自然代替医療として、臨床での地位を確立しています。
メディカルアロマとも言われているようです。
その一例として、オリンピックの選手村には、ドクターと共にセラピストも同行し、競技前のリラックスや競技後のクールダウンにアロマテラピーが取り入れられています。
アロマテラピーは、リラクゼーションやリフレッシュはもちろん、美容、健康維持、疲労回復に役立つ自然療法なのです。
さて次回は、忙しくてくつろぐ時間も取れない方にも、手軽に始められるおすすめのアロマテラピーをご紹介します。