さて、前回に引き続き今回のコラムも、香りのチカラについてです。
化学的にも証明されている香りの効果。
芳香物質が嗅覚を刺激し、鼻から脳に伝わり、その過程で感情や気分を決める物質の分泌を促すそうです。
医療現場でも注目されてきているアロマテラピーを、自宅で簡単に効果的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
初級編としては、普段の生活の中のちょっとした時間で楽しめる芳香浴がおススメです。
お手入れ
■リフレッシュには 洗面器に40〜50℃くらいのお湯を張って、精油2〜3滴を垂らし、蒸気とともに香りを吸い込みます。
気分によって精油を使い分けると、より効果的です。
落ち着きたい時、リラックスしたい時には、鎮静効果のある精油を選びましょう。
一例として
ラベンダー・カモミール・ベルガモット・マジョラム・レモン・サンダルウッド・スペアミント・オレンジ・キャラウェイティーツリー・サイプレス・・・
逆に、落ち込んだとき、リフレッシュしたいときには、覚醒効果のある精油を。
一例として
ローズ・ペパーミント・イランイラン・ジャスミンブラックペッパー・シナモンクラリセージ ・ローズマリー・・・
精油を買う時は、専門店で相談をしてから、自分に合う物を見つけるようにしてください。
■眠気覚ましに ペパーミントなどのスーッとするメントール系の香りを、ハンカチやコットンに1滴染み込ませて、眠気を取り払いたい時に香りを嗅ぎましょう。気分転換にも効果的です。
■緊張やイライラしたときに
マグカップなどの小さな容器にお湯を入れて、好みの精油を1滴落として、目を閉じて香りを嗅ぎます。
心が落ち着いて、冷静になれますよ。
■花粉症や風邪で鼻の通りが悪いときに
メントール系のスーッとする精油を、ガーゼにごく少量(〜1滴)含ませたガーゼをマスクに挟みます。直接肌に触れないように。
このように芳香浴だけでも、日常の様々な場面で役立ちます。
リラクゼーションやリフレッシュだけではなく、美容、健康維持、疲労回復に効果的な香りのチカラをぜひお試しになってみてください。